良質な湯治場として栄えた栃尾又温泉
湯之谷温泉郷の中で最も歴史があり、約1200年前に発見されて以来、湯治場として利用されてきました。
「1週間入れば1年風邪をひかぬ」と言われた「ラジウム温泉」の名湯です。
栃尾又温泉 分析表 -2023年6月1日-
- 源泉名
- 栃尾又1号
- 泉質
- ラジウム温泉
- 泉温
- 35.7℃
- 湧出量
- 毎分96リットル
- ラドン
- 34.8×10-10 Ci/kg(9.5マッヘ)
- 水素イオン濃度
- pH 8.4
- 効能
- アトピーなど慢性皮膚病、不妊症など婦人病、冷え性、痛風や神経痛、健康増進など
共同大浴場 霊泉の湯
ご利用案内
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営業時間 5:00~23:00 共通設備・備品 シャンプー / リンス / 石鹸(固形) / ドライヤー アメニティ タオル / バスタオル / 浴衣 注意事項 - 日中浴室清掃を行う場合がありますが、清掃時間中は別の大浴場にご入浴いただけます。
- 「したの湯」「うえの湯」「おくの湯」は1日ごとに男女入れ替え制になります。
- 「したの湯」には、小さな洗い場が1ヶ所しかございません。
効能高いラジウム温泉の魅力
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国内でも希少な泉質 国内に3000あるといわれる温泉の中でも希少な泉質で、放射性物質を多く含む花崗岩の成分が溶け湧き出した温泉です。
体の潜在能力を引き出す豊かな効能を持ち、特に適応症の治療に役立つ「療養泉」として環境省から認定を受けています。ホルミシス効果 ラジウム温泉の微量の放射線は細胞を刺激し、免疫力を活性化させる効果があります(ホルミシス効果)。
気体となったラドンを吸い込むことで、抗酸化作用が高まり、免疫力や自然治癒力を高めてくれます。
そのため、放射能泉には関節リウマチ、動脈硬化症、痛風など多くの適応症があります。長湯に適した湯温 体に負担が少ない適温なので、ゆったりと長く入浴いただけるのも特徴です。
ゆる湯(35度程度)の湯に長時間浸かることで、血液やリンパの流れを良好にし、温泉の効果が皮膚から浸透します。
湯治のための三ヵ条
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第一条 正しい入浴法を知る
湯治はむやみに温泉に入ればいいというわけではありません。
場合によっては悪影響となる可能性もあるため、温泉ごとの正しい入浴法を心がけましょう。
栃尾又温泉のぬる湯は長めに浸かっても湯あたりが少ないことが特徴です。
当館のお客様は1~2時間じっくり長湯を楽しむ方も多くいらっしゃいます。 -
第二条 食事にも気配りを
湯治中は食事も大事。内臓を休める体に優しい食事が最適です。
2食付プランでご利用のお客様には日替わりの「和食膳」をご用意します。
お食事は夕食・朝食共にお部屋食。
周囲に気兼ねなく、落ち着いてお召し上がりいただけます。 -
第三条 日常を離れる
「転地効果」という言葉があります。日常から離れた環境に身を置くことで、自律神経が整い、心身のリラックス効果が得られることからそのように呼ばれています。
栃尾又温泉は山合の温泉地で緑溢れる景観が魅力です。
ぜひ入浴の間には部屋からの景観や、自然散策もお楽しみください。
長期滞在のススメ
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湯治とは本来、旅館に1〜4週間ほどの長期間滞在して温泉療養を行うことを指します。
長く滞在することで体調がかなり改善するといわれていると同時に、「自然治癒力」を高める効果が期待できます。
医学に頼らず、人間の持つ本来の状態に戻そうする力が高めまることで、長寿・健康の元となる『身体』と『心』づくりを進めてみませんか?